2024年5月の記事一覧
調べたくてたまらない理科 ICTの威力発揮
今年度、奥州市、金ヶ崎町、一関市、平泉町の小学校に教員として採用となった先生方の研修会が行われました。
先輩の授業を見て学ぶ研修では、3年生の理科を参観いただきました。
自分たちで植えたキャベツの苗、そこに産み付けられたモンシロチョウの卵。
その卵からかえった幼虫(アオムシ)の観察を、子供たちは楽しみにしていました。
早く観察したいと子供たちはワクワク!一昔前なら、虫眼鏡の観察が主流でしたが、
今やタブレットという強い味方が!
タブレットにマクロレンズなるものを取り付けて、幼虫を拡大して撮影したり、
友達と写真をシェアしたり、さらには動画を撮影したり、少し前の幼虫の姿と比較したりと
タブレットの威力はやはりすごい!
そして、子供たちの探究意欲を盛り立て、理科の楽しさに浸らせていく先生の力がすごい!
言葉や文化の違いを支える 日本語教室
本校には、海外にルーツをもつ子供たちも何人かいます。
どの子も、山目の子の一員として、明るく学校生活をおくっています。
本校は岩手県内では外国籍児童が多い方ですが、国際化の流れは進んでいますので
全国では小学生だけでも13万人をこえる児童が、日本語の指導を必要としています。
本校に在籍する外国籍児童は、日本語の日常会話はそれなりに通じます。
しかし、国語や社会科、理科や総合学習等で、専門用語が多く出てきたり、
日本文化の理解が必要だったりする学習では、なかなか本当の理解が難しいのが現実です。
そこで本校では、週数時間、「日本語教室」での個別の日本語指導も行っています。
「橋」「端」「箸」のような、日本語に多く登場する同音異義語、
「書きます」「書く」「書いて」「書いた」等のような、日本語の活用形なども学習しています。
また、在籍学級の授業や校外学習でも、可能なところで個別のサポートを行っています。
ジャガイモ もう煮えたかな?
5年生が調理実習に取り組んでいました。
今日の食材はジャガイモ。10日後に迫った宿泊体験学習でも、
1番最初のプログラムはカレー作りですから、そこでも登場する食材です。
水からゆでたジャガイモが、煮えたかどうか確かめないとね!
宿泊学習でも、ときどき、シャキシャキジャガイモのカレーをごちそうになることがあります。
最近は、煮崩れしにくい種類もあるので、とけてなくなったジャガイモカレーには、
なかなかお目にかかれません。ジャガイモがとけたカレー、何やら食べたくなりました(笑)
実習では、大き目のジャガイモを選び、竹ぐしを刺して、煮え具合を確かめます。
ジャガイモ、もう煮えたかな?
「おいおい!そんなに力強く刺したら、まだ固いイモにも刺さるでしょ!」
わたしのお野菜です
例年、ミニトマトを育ててきた2年生。今年は、自分で選んだ野菜を育てています。
おうちの方と苗を買って持ってきた子もいれば、種から育てている子もいます。
「ぼくの 米ナスに水をやらなくちゃ!」
「校長先生!、ピーマンの芽が出たよ!」
「わたしのラディッシュ、葉っぱがいっぱい!」
「もう、イチゴができた!」等々
いつもの年より、自分事として関わる子が多いように思います。
成長スピードも実のなり方も、それぞれ違いますから、
ミニトマトだけよりも、世話や観察での担任の負担も多くなります。
それでも、その子の興味関心に合わせようとする2年生の挑戦にエールをおくります。
百聞は一見に如かず 1年算数
大人でも話を長く聞くのは苦痛です。ましてや小学生、1年生ならなおさらです。
「ああしろ!こうしろ!次はどうしろ!」の説明より、実際に見せるのが効果的。
まさに「百聞は一見に如かず」です。
1年算数で、「9はいくつといくつ」の学習をしていました。
子供たちを集め見せていたのは、0から9のカードから1枚を取り出して、
「あといくつで9になるか」考えさせるゲームのやり方でした。
写真の答えは0。初めから難しい問題になりましたが正解!
もちろん、ブロック操作でも確かめていきます。
驚いたのは、集合の早さや、よく見ている子供たちの表情。
入学して1カ月半、その間に運動会もはさんでいるのですが、
同じような学びを重ね、子供たちがやる気をもって活動してきたことが分かります。
集合や見方のよい子供を見逃さずほめる、担任の先生のアンテナの高さもすごい。
1年生にぴったり合ったこんな指導、さすがにAIではとってかわれませんね。