どうして1年生はアサガオ?

アサガオの花が咲き、1年生が大喜びをしていました。

毎朝、自分のアサガオに水をあげ、せっせとお世話をしてきましたから、喜びもひとしおでしょう。

 

 

 

 

 

 

初めて1年生を担任した際、理科の先輩に質問したことがあります。

インターネットもない時代ですから、質問するしかありませんでした。

「どうして昔から、1年生はアサガオを育てているのですか?」

はじめは、「そんなことも知らないで1年担任か!」と、厳しく返答されましたが、

次のようにていねいに教えてくださいました。

<なぜ、1年生にアサガオを育てさせるか?>

① アサガオは、種、発芽、双葉、本葉、葉やつるの成長、開花、結実、種と

 植物の成長過程がとてもはっきりしていて、1年生にも分かりやすいこと

② 水やりなどのお世話が、1年生にも取り組みやすく、

  比較的丈夫なので子どもでも育てやすく、夏休みのよい取組にもできること

③ 花や葉の押し花づくり、花の色水遊び、つるのリースづくり、次の1年生への種のプレゼント、

 種を持ち帰らせても家でも育てられること等々、自然とふれあう遊びや人とのふれあいにも結び付けられること

 

「なるほど!」おかげさまで、当時の教え子たちと、秋冬や翌年まで、アサガオで楽しむことができました。

それから、さすが理科の先輩!こんなことも、教えてくださいました。

<アサガオ これは要注意!>

 アサガオの種は強い毒!強い下痢や腹痛、嘔吐を引き起こすので、絶対に口に入れないよう指導すること!

 

 

今やインターネットで、アサガオだけでもいろんな情報を知ることができます。