まず落ち着いて浮く! 5年生 プールでの着衣体験

毎年1000人近くが水難事故で命を落としています。その約7割が、海水浴などのマリンレジャーの最中、

散歩中の海への転落といった「海」での事故です。そして、水難事故は7~8月に集中しています。

ちなみに子供の犠牲者は、平均すると毎年、小学校のおよそ1クラス分の30人。

「子供は静かに溺れる」と言われるように、周囲が気づかぬ間に溺れることが多いそうです。

毎年、水難事故の知識と対処にふれるため、学校ではプールでの着衣体験をします。

そして、次のような水の怖さと対処法を学びます。

 ◆深みにはまり水を飲んだり、流れに巻き込まれたり、一瞬で人は溺れること

 ◆プールで泳ぎが上手な人も、服を着たまま水に落ちておぼれたら、背浮きで浮いて助けを待つこと

 ◆ペットボトルやボール、バッグなどが浮く助けになること

それでも、流れる水の巨大なパワーや、海の流れに人の力では逆らえません。

 ◆川や海の水の流れは想像以上に強く、流される恐怖で人は適切に行動できません

 ◆子供だけの川遊びや海水浴は避け、大人が一緒にそばで見守ること!

 ◆「泳げるから」と過信せず、ライフジャケットを着用すること! 

 ◆溺れた人を助けようと水に入らず、助けを呼び、浮くものやロープを投げる!